TREZOR(トレザー)が届いたので開封するよ

コインチェックのハッキングでダメージを受けてしまったのTREZOR(トレザー)というハードウェアウォレットを購入しました。

秘密鍵をネット上から切り離した状態で保存できるので取引所に預けるよりは安全と言われています。

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コインチェックでハッキング被害にあった件について

それでは届いたTREZOR(トレザー)を開封していきます。

注文してから8日間で届きました。海外からなのでもっと遅いと思っていましたが意外と早かったですね。

送料が26ユーロ、本体が89ユーロ合計115ユーロかかりました。クレジットカードの明細を見てみると15801円でした。レートによって多少前後するようです。

商品にはホログラムのシールが貼ってあり剥がすとすぐに分かるようになっています。

さらにホログラムを剥がして箱を開けようとすると、のりがしっかりと付いているので簡単には剥がせず箱がぼろぼろになってしまいました。

これはセキュリティ上このようになっていると思われます。第三者が箱を開けて悪意のあるプログラムを仕込む事が難しいわけです。

中身を全部見てみましょう。

トレザー本体

USBケーブル

ユーザーマニュアル

トレザーシール

リカバリーシード用のメモ×2

ストラップ

以上の物が入っていました。

リカバリーシード用のメモです。オフラインで保存するために同梱されています。24文字の単語をメモします。

このリカバリーワードを紛失するとそれはイコールコインの紛失です。必ず大切に紛失しないように保管しておきます。

TRZORを使ってみる

さっそく、TRZORを使ってみる事にしましょう。TREZOR公式サイトにアクセスします。

画像はgoogleChromeの日本語訳をしています。

Chromeの拡張機能を使うかTREZOR Bridgeを使うか好きな方をインストールします。私はChromeの拡張機能をインストールしました。

当たり前ですが、Chromeの拡張機能を使うにはChromeのブラウザが必要ですのでインストールしておいてください。

Chromeの拡張機能をインストール

私の環境なのか分かりませんが、ウェブストアからtrezor Extensionを検索しても表示されませんでした。TREZOR公式サイトから緑のリンクでインストールしてください。

Chromeブラウザの左上のアプリを開いてください。

trezor Extensionのアイコンが追加されているのが分かると思います。

接続されていない時は上記の画面が表示されます。バグなのか分かりませんが、接続されているのにこのようになる場合は一度外して接続しなおしてください。

TREZOR(トレザー)がPCに接続されていないとこのような画面になるので接続してあげます。

購入したばかりではフォームフェアインストールされていません。ですのでインストールしなければなりません。

接続するとit’s time to install firmwareと表示されますので緑のボタン「Yes,install」を選択します。この時にこの画面が表示されない時があります。その時はUSBを一回抜いてもう一度接続してください。そうすると認識するようになります。

TREZORのセットアップを行います。デバイスラベルを設定します。

分かりやすい名前を付けて後から分かるようにするものですので任意の名前を決めます。後から変更できます。

因みに日本語でも大丈夫でした。

PINコードを決める

PINコードを決めます。このコードはウォレットに接続する時に使用します。

PINコードの番号は端末に表示されています。それを照らし合わせて画面に表示されたものを選択していきます。この時2度入力することになります。

ちなみにchromeの翻訳機能をしていると不具合が起きる時があるので翻訳はしないようにしておきましょう。

TREZORが盗難にあってもPINコードを3回間違えるとリセットされます。リセットされると新たな鍵が作成されますが、それはあなたが持っているものと別のものなので盗まれる心配はありません。

が、盗難にあった時はPINコードも盗まれている可能性もありますので至急別のTREZORLedgerNanoSなど対応している端末でリカバリーしコインを別のウォレットに移しくてください。移した後その端末をリセットして新たなPINコードとリカバリーシードを生成させます。

こうすることで盗難にあった秘密鍵の中身には何もコインが入っていないってことになります。リセットされるから安心と考えてはいけません。何かしらの方法で分かるかもしれませんので、必ず盗難、紛失した場合は別のウォレットに移し新たなPINコード、リカバリーシードで秘密鍵を作って下さい。

現実の世界でも会社のカギを紛失すると鍵を交換しますよね。それと一緒です。

予め複数のハードウェアウォレットを持っておくといいですね。

リカバリーシードのメモ

次に24単語のリカバリーシードが端末に表示されます。PCには表示されません。

これを同梱されていた紙に順番通りに記入していきます。リカバリーする時に順番通りではないと復旧できませんので注意が必要です。

設定完了

設定が完了するとこのような画面になります。お疲れ様でした。これで基本設定は終了です。

コインアドレスを見る

左上のメニューからコインを選択できます。ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ジーキャッシュ(ZEC)、ライトコイン(LTC)などはTREZORのウォレットを使用しますが、イーサリアム(ETH)、モナ(mona)、ネム(XEM)は専用のウォレットを使用し連携する形になります。その場合はそれぞれのサイトからウォレットをインストールしなければなりません。

BTCのアドレスを表示させてみましょう。上部メニューの受信からアドレスを表示させることができます。緑のshow Addressをクリックします。

下にある+More addressesから新しいアドレスを作成することもできます。

モナコインを連携させる

TREZORとモナコインを連携させてみましょう。まずウォレットをELECTRUMMONAからダウンロードします。

私の場合はwindowsなので上から2番目のPortable version(japanese)を選択します。

ダウンロードしたら実行を選択。

ウォレットはデフォルトのままnext

ウォレットの種類→standard wallet

Use hardware deviceを選択します。

するとウォレットが開きます。sentメニューで送金。Receiveで受け取りようのアドレスを見ることができます。

トップ画面には今までの送受信の記録が表示されます。試しに送金してみましたが、しっかり受け取られているのが分かると思います。

もう一度立ち上げる時には初期設定で決めたPINコードが必要になります。

TREZORとNanoWalletを連携させる

ネムの公式サイトからNanoWalletをダウンロードします。その時にUniversal Client(With Trezor Support)を選択します。

ダウンロードしたファイルからStart.htmlを起動します。その後右上のログインボタンをクリックします。

TREZORを接続して「Login With TREZOR」を選択します。

その後ネットワーク選択画面に切り替わりますので、「Mainnet」を選択し次へを選択。

Exportを選択します。

PINコード入力画面に切り替わりますのでTREZORの画面とPCの画面を参照しながら打ちこみます。

TREZORの液晶で右ボタンで「continue」を選択します。

ダッシュボード画面に入ります。これでTrezorと連携が完了しました。

NEM公式のnanowalletをインストールしてみたよの記事のようにすればハーベストもすることができるのでお得です。

 

右上のTREZORをクリックするとログアウトすることができます。取り外す時に選択します。

 

ハーベストする時は委任先に0.15XEMを送る必要があります。その後最低でも1万XEMの残高がウォレットにあることが条件です。既得バランスが1万超えたらできるようになります。

この時間はより多くのXEMを持っている程早くなります。

これまでTREZORと連携に対応していなかったためNano Walletに入れていなかった人もいるかと思いますが、対応した事でよりセキュリティが高まりました。

TREZORの分かりにくい所

フォームウェアがインストールされなくてフリーズしたり、接続されているのに認識してくれなかったトラブルがありました。その時は一度USBから外してもう一度接続してください。すると認識されインストールが開始されました。

今回はじめて購入しましたがそこがかなり時間掛ってしまいましたね。バグなのか仕様なのか分かりませんが覚えておいてくださいね。

購入はアマゾンや中古品では絶対に買わない事をお勧めします。途中で何を仕込まれるか分からないからです。購入は公式サイトからどうぞ

因みに本家では英語なので分かりにくいという方も多いはずです。その時は日本の正規代理店から購入した方が安心です。

こちらTREZOR(トレザー)購入することができます。

ちなみにTREZORにはコインは保管されていません。端末は金庫のカギの役割だと思って下さい。金庫自体はブロックチェーン上にありネットに接続されている分けですが、鍵を物理的にネットから切り離したのがハードウェアウォレットで「コールドウォレット」になります。コインチェック事件の場合は秘密鍵をネット上に置いてあったのが原因の一つだといわれています。これは「ホットウォレット」になります。

ウォレット」の単語のせいで分かりにくいことになっていますが、正確にはだと思って下さい。これをリカバリーシードと一緒(別の個所の方が安全かも)に保管しておきましょう。

ネット上の犯罪からは逃れやすくなりますが、物理的な盗難火災などのリスクが新たに出てくる事を忘れてはいけません。セキュリティはイタチゴッコと一緒ですので面倒ですが、そのたびに見直して適切な管理をしておきましょう。